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【Toplandの携帯浄水器 Filter Bladderをレビュー】台湾製の携帯浄水器の実力や、いかに。

Toplandの携帯浄水器

今、携帯浄水器の購入を検討している

山でコンパクトに携帯できる浄水器を持ち歩きたい

こんなあなたにおすすめの記事です。

今回は台湾のアウトドアブランド『Topland』の携帯浄水器Filter Bladderを使わせていただきました。(提供です)

ちょうど、最近携帯浄水器を探していたタイミングでご連絡をいただく機会がありました。

りょうた

使ってみた感じ、かなりいい感じ。「使い勝手に優れたウォーターキャリーに、浄水器がついてる」みたいなイメージが僕のファーストインプレッションです。

既存の製品とも比較してみましたので、浄水器気になっている方はチェックしてください。

この記事でわかること

  • Toplandの携帯浄水器の実力
  • Toplandの携帯浄水器ちょっと気になるところ・おすすめポイント
  • 既存品と比較したときのこのアイテムの位置付け

登山における昨今の携帯浄水器事情

近年、登山でも浄水器を持つ人が増えています。

トラブルで行動中に飲み水がなくなってしまう、清潔な水が手に入らない状況は往々にしてあるからです。

コロナで山小屋営業が立ち行かなくなり、水が手に入りにくいケースが増えてきました。

りょうた

万一のときは沢の水をそのまま飲むことも可能ではありますが、やっぱり微生物や細菌等の身体への影響が怖いものです。

ソーヤープロダクト、MSR、カタダイン、最近ではプラティパスと各社製品を展開している最中に、台湾のアウトドアブランド、『Topland』から携帯浄水器Filter Bladderが登場。

今回実際にフィールドで使用してみたので、レビューします。

りょうた

Toplandの携帯浄水器Filter Bladderの外観と特徴

まずは外観特徴からご紹介。

りょうた

Toplandの携帯浄水器

概念図です。

Toplandの携帯浄水器のセット写真

左の袋の中の黒いフィルター、オレンジのフィルター、白のフィルターで浄水されます

容量は2L。大容量で複数人でも十分に使えるサイズ感です。

黒、オレンジ、白のフィルターで浄水されますが、メインのオレンジフィルターのみでも浄水は可能。

りょうた

Toplandの携帯浄水器のフィルター写真

写真の順番で組み合わせて使います

Toplandの携帯浄水器の繊維状活性炭の写真

最終フィルターとなる繊維状活性炭をキャップにはめて、、、

Toplandの携帯浄水器のPPフィルターとメインフィルターの写真

メインのフィルターである、中空糸膜フィルター(オレンジ)にPP(ポリプロピレン)フィルター(白)をはめる

Toplandの携帯浄水器をセットした写真

両者を接続してキャップをはめ込めば、浄水可能な状態になります

Toplandの携帯浄水器を折り畳んだ写真

折り曲げると、こじんまりとしたサイズに

素材は柔らかいポリウレタン。折り畳むとわりと小さい。

Filter Bladderの収納サイズ

僕の場合、浄水器をメインに使うケースが少ないので、ウォーターコンテナと濾過フィルターの収納場所を分けておくと思います

Toplandの携帯浄水器の収納

いつも使っているスタッフサックに入れておき、浄水が必要なケースではフィルターを使うイメージ

Toplandの携帯浄水器の表面

オンスとリットルのめもり。地味にありがたい

Toplandの携帯浄水器の開け口

下側もスライド式のチャックになっていて、開閉可能です。これがまた非常に便利。

Toplandの携帯浄水器の重量

重さはすべて合わせると、約150gです。

Toplandの携帯浄水器の重さ

浄水できる最小限のパーツだと、約130g程度でした(水分をちょっと含んでたので公式より重いかも。公式公表では120g)

気になる機能性は?

りょうた

Toplandの携帯浄水器、メインフィルターの図

メインのフィルターの構造。

0.1マイクロメートルより大きな物質であればすべて除去可能です。

細菌類、不純物はフィルターを通れません。

難しいことは抜きにすると、Toplandの浄水器で『安全な水が飲める』ということです。

りょうた

Toplandの携帯浄水器の口径

口径は28mm。既存の浄水器を当てはめて使うこともできます。

口径が一般的な携帯浄水器と揃っていることは、もはや定番になりつつありますが、あるとやはりうれしい。

りょうた

Toplandの携帯浄水器Filter Bladderのちょっと気になるところ

Toplandの携帯浄水器のセット写真

Toplandの携帯浄水器の気になるところ

  • パーツ点数が少し多いところ
  • フタの開け閉めがちょい固い

浄水器のすべてのパーツをみてみると、5パーツあります。

慣れるまでは組み立てに少し苦労するかもしれないなと感じました。

しかしパーツ点数が多いことで、それぞれが独立していることを考えるとメンテナンスしやすいメリットもあります。

パーツが個別になっている方が取り替えは容易ですし、水洗いも圧倒的にラクです。

パーツの多さは一長一短あるところ。最初の2,3回は組み立てに、少しだけ苦戦するかもしれません。

りょうた

※あとから担当の方にお聞きしたのですが、最終フィルター、PPフィルターは使用せずとも浄水できるそうです。浄水する水が汚い場合には、使用を推奨するとのこと。(メインフィルターを長持ちさせるためにPPフィルターを使うらしいのです)

Toplandの携帯浄水器フィルター

あとはちょっとメインのオレンジのキャップの開け締めに苦労しました。

りょうた

そこまで大きなデメリットには感じませんが、ちょっと気になる方はいるかも。

Toplandの携帯浄水器Filter Bladderはここがナイス。おすすめポイント

Toplandの携帯浄水器の

Toplandの携帯浄水器のおすすめポイント

  • 大容量なのに非常に軽い
  • ストレスを感じない浄水スピード
  • メンテナンス性能が優秀
  • 口が大きく開くギミック

大容量なのに軽い

Toplandの携帯浄水器の容量は2L。

それでいて重量はわずか120g〜130g程度(PPフィルター、最終フィルターなしの重量)と軽量なのがうれしいです。

1回の山行で、浄水器というギアの使用頻度がそこまで多くはないことを考えると、軽いに越したことないという話。

りょうた

Toplandの携帯浄水器のフィルター写真

分解できるので、フィルターを外せばコンテナになる

フィルターを外せば、プラティパスやエバニューのようなウォーターキャリーと同様の使い方もできます。

コンテナに浄水機能がついてるイメージがわかりやすいです。

これはいい。メインの使い方は濾過装置ではなく、ウォーターコンテナになるはず。愛用、プラティパスデュオロックボトルの出番が消失しそう……。

りょうた

プラティパスのデュオロックボトル

プラティパスのデュオロックボトル「……。」

ストレスを感じない浄水スピード

浄水器を選ぶうえで気にしておきたいのが、「どれぐらいの速度で浄水できるのか」という点。浄水可能なスピードですね。

りょうた

なかには浄水にかなりの力を要する製品もあるわけで。

その点、ToplandのFilter Bladderの浄水速度は早くてラクだと感じました。

Toplandの携帯浄水器使用写真

それほど力を入れずとも、手軽に浄水可能です。

TopLandのFilter Bladderの写真

データ上は2L/min。1分でコンテナ内の水がすべて浄水できます。※使用方法にもよる

力を振り絞る必要はありません。少し時間を要しますが、吊り下げただけでも自動できれいな水が落ちてきます。

りょうた

メンテナンス性能が優秀

使った後のメンテナンスは気にしておきたいところ。

既存の浄水器の商品だと、事後メンテが大変だという口コミもちらほら……。

ToplandのFilter Bladderは、中空糸膜フィルターを水道水で軽くすすぎ洗いをするだけでメンテ完了です。

※理想を言えば、浄水前にもさっと水洗い推奨とのこと。

え、それだけでOKなの。とちょっと驚いてしまいましたが。

りょうた

たぶんなのですが、メンテが簡単なのはPP(ポリプロピレン)キャップフィルターが存在しているから。比較的大きなゴミは中空糸膜フィルターを通過する前にほぼ排除できてます。

だから、メインの膜フィルターのメンテナンスが簡単なのかもしれません。

Toplandの携帯浄水器のメンテナンス方法

メンテナンス方法について。

メンテナンスに優れているのは、Goodです。

りょうた

ちなみにフィルターの濾過能力、1000L以上。2Lコンテナで500回程度は使えることを意味します。

交換パーツは公式HPで販売されているので、濾過能力次第では購入して交換可能。

口が大きく開くギミック

Toplandの携帯浄水器

Toplandの携帯浄水器の開け口は2つあります。浄水側とその反対側です。

反対側はスライド式のチャックのようになっていて、ガバっと開けられます。

TopLandのFilter Bladderの写真

チャックのように開くので、水が汲みやすいのがポイント。

Toplandの携帯浄水器の開口部

ガバッと開いて、

Toplandの携帯浄水器で水を汲み上げる

水を汲み上げていく…!

CNOCのウォーターコンテナを彷彿とさせる仕様です。これはユーザビリティ高い。

りょうた

▼CNOCのウォーターコンテナ

沢の水を大量に汲み上げることができ、非常にラクでした。

開口部が2つあるため、乾燥しやすく、衛生的に使える点も魅力です。

現在プラティパスをウォーターキャリーとして使ってますが、乾燥しにくく難儀していました。が、こちらは使い勝手良好です。

りょうた

TopLandのFilter Bladderの写真

ちなみに、カラビナなどで吊り下げることも可能です。(外付けはあまり推奨はしませんが、できます)

Toplandの携帯浄水器Filter Bladder。既存品と比較して、どうなのよ?

TopLandのFilter Bladderの写真

簡単にですが、比較してみました。

りょうた

よく使われている携帯浄水器

  • ソーヤー ミニ
  • カタダイン BeFree
  • プラティパス クイックマイクロドローフィルター

▼浄水器の定番中の定番。ソーヤーミニ

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▼ボトルタイプの浄水器。BeFee

▼最近出てきたプラティパスの浄水器。

浄水速度 重さ メンテナンス 価格
Topland 2L/min 120g 未定
ソーヤー 約700ml/min 140g 3,960円
カタダイン 記載なし(早い) 75g 7,600円
プラティパス  3L/min 101g 6,600円

価格でいくと、ソーヤーミニに軍配が上がります。ただ、使用後に注射器で洗浄しなければならないのが少し面倒です。

同様にプラティパスのクイックドローマイクロフィルターも、8Lの使用ごとにバックフラッシュという方法(綺麗な水をフィルターに通す)を行う必要があります。

その一方でプラティパスはデータ上、濾過速度が速いのが特徴です。

カタダインのBeFreeとToplandのFilter Bladderは、バックフラッシュ不要。

水道水でフィルターを軽く洗浄 or シャッフルするだけでメンテが完了。

メンテナンス性を重視するならこれらの商品がいいかも。

BeFreeは3サイズ(0.6L,1L,3L)あるので、取り回しはしやすそうです。沢登り中にサクッと飲めるのがいい。

りょうた

ただし、口が大きく開けられないので乾燥速度は、Toplandの浄水器の方が使い勝手に優れます。

数人向けでの山行で使い勝手が良さそうです。(現在は2Lと3Lの2サイズ展開、今後は小さめサイズも出るらしいです)

濾過フィルターを外せば、普通にウォーターキャリーとして使える点がポイント高いですね。

【補足】カートリッジの寿命(目安)
  • Topland:1000L
  • ソーヤーミニ:38万L
  • カタダイン BeFree:1000L
  • プラティパス クイックドロー:1000L
ソーヤーミニだけはケタ違い。これほどの水を濾過するシチュエーションがあるのかは疑問ですが、とりあえず、すごい。流石にパイオニア。

りょうた

まとめ:Toplandの携帯浄水器Filter Bladderは既存の浄水器のいいところ取り

Toplandの携帯浄水器

浄水した沢の水を存分に味わう。うまい。

競合にまみれた浄水器市場において、既存品と比較しても決して見劣りしない。

むしろ優れている点を備えているのが台湾製の新しい携帯浄水器。

CNOCの「開口部2箇所の圧倒的な使いやすさ」とBeFreeの「メンテナンス性を合わせた」まさにいいとこ取りのような製品です。

使った感じ「浄水機能を持った、使いやすいウォーターコンテナ」という印象を持ちました。

りょうた

プラティパスやエバニューのウォーターキャリーを単体で使っている方で、浄水器がほしい方はそのまま乗り換えてもいい選択になると思います。(僕はToplandのFilter Bladderでウォータコンテナと浄水機能をまかなう予定です)

現状、他社製品でメンテナンスに煩雑さを感じている方もぜひチェックしてみては。

日本向けの販売は2021年の年末から開始。今後は小さめサイズも販売予定だそうですよ!続報、一緒に待ちましょう。

りょうた

Toplandの携帯浄水器を詳しく見る