今、携帯浄水器の購入を検討している
山でコンパクトに携帯できる浄水器を持ち歩きたい
こんなあなたにおすすめの記事です。
今回は台湾のアウトドアブランド『Topland』の携帯浄水器Filter Bladderを使わせていただきました。(提供です)
りょうた
使ってみた感じ、かなりいい感じ。「使い勝手に優れたウォーターキャリーに、浄水器がついてる」みたいなイメージが僕のファーストインプレッションです。
既存の製品とも比較してみましたので、浄水器気になっている方はチェックしてください。
この記事でわかること
- Toplandの携帯浄水器の実力
- Toplandの携帯浄水器ちょっと気になるところ・おすすめポイント
- 既存品と比較したときのこのアイテムの位置付け
登山における昨今の携帯浄水器事情
近年、登山でも浄水器を持つ人が増えています。
トラブルで行動中に飲み水がなくなってしまう、清潔な水が手に入らない状況は往々にしてあるからです。
りょうた
万一のときは沢の水をそのまま飲むことも可能ではありますが、やっぱり微生物や細菌等の身体への影響が怖いものです。
ソーヤープロダクト、MSR、カタダイン、最近ではプラティパスと各社製品を展開している最中に、台湾のアウトドアブランド、『Topland』から携帯浄水器Filter Bladderが登場。
りょうた
Toplandの携帯浄水器Filter Bladderの外観と特徴
りょうた
容量は2L。大容量で複数人でも十分に使えるサイズ感です。
りょうた
素材は柔らかいポリウレタン。折り畳むとわりと小さい。
りょうた
0.1マイクロメートルより大きな物質であればすべて除去可能です。
細菌類、不純物はフィルターを通れません。
りょうた
口径は28mm。既存の浄水器を当てはめて使うこともできます。
りょうた
Toplandの携帯浄水器Filter Bladderのちょっと気になるところ
Toplandの携帯浄水器の気になるところ
- パーツ点数が少し多いところ
- フタの開け閉めがちょい固い
浄水器のすべてのパーツをみてみると、5パーツあります。
慣れるまでは組み立てに少し苦労するかもしれないなと感じました。
しかしパーツ点数が多いことで、それぞれが独立していることを考えるとメンテナンスしやすいメリットもあります。
パーツが個別になっている方が取り替えは容易ですし、水洗いも圧倒的にラクです。
りょうた
※あとから担当の方にお聞きしたのですが、最終フィルター、PPフィルターは使用せずとも浄水できるそうです。浄水する水が汚い場合には、使用を推奨するとのこと。(メインフィルターを長持ちさせるためにPPフィルターを使うらしいのです)
りょうた
そこまで大きなデメリットには感じませんが、ちょっと気になる方はいるかも。
Toplandの携帯浄水器Filter Bladderはここがナイス。おすすめポイント
Toplandの携帯浄水器のおすすめポイント
- 大容量なのに非常に軽い
- ストレスを感じない浄水スピード
- メンテナンス性能が優秀
- 口が大きく開くギミック
大容量なのに軽い
Toplandの携帯浄水器の容量は2L。
それでいて重量はわずか120g〜130g程度(PPフィルター、最終フィルターなしの重量)と軽量なのがうれしいです。
りょうた
フィルターを外せば、プラティパスやエバニューのようなウォーターキャリーと同様の使い方もできます。
コンテナに浄水機能がついてるイメージがわかりやすいです。
りょうた
ストレスを感じない浄水スピード
りょうた
なかには浄水にかなりの力を要する製品もあるわけで。
その点、ToplandのFilter Bladderの浄水速度は早くてラクだと感じました。
データ上は2L/min。1分でコンテナ内の水がすべて浄水できます。※使用方法にもよる
りょうた
メンテナンス性能が優秀
使った後のメンテナンスは気にしておきたいところ。
既存の浄水器の商品だと、事後メンテが大変だという口コミもちらほら……。
ToplandのFilter Bladderは、中空糸膜フィルターを水道水で軽くすすぎ洗いをするだけでメンテ完了です。
※理想を言えば、浄水前にもさっと水洗い推奨とのこと。
りょうた
たぶんなのですが、メンテが簡単なのはPP(ポリプロピレン)キャップフィルターが存在しているから。比較的大きなゴミは中空糸膜フィルターを通過する前にほぼ排除できてます。
だから、メインの膜フィルターのメンテナンスが簡単なのかもしれません。
りょうた
ちなみにフィルターの濾過能力、1000L以上。2Lコンテナで500回程度は使えることを意味します。
交換パーツは公式HPで販売されているので、濾過能力次第では購入して交換可能。
口が大きく開くギミック
Toplandの携帯浄水器の開け口は2つあります。浄水側とその反対側です。
反対側はスライド式のチャックのようになっていて、ガバっと開けられます。
りょうた
▼CNOCのウォーターコンテナ
沢の水を大量に汲み上げることができ、非常にラクでした。
開口部が2つあるため、乾燥しやすく、衛生的に使える点も魅力です。
りょうた
Toplandの携帯浄水器Filter Bladder。既存品と比較して、どうなのよ?
りょうた
よく使われている携帯浄水器
- ソーヤー ミニ
- カタダイン BeFree
- プラティパス クイックマイクロドローフィルター
▼浄水器の定番中の定番。ソーヤーミニ
▼ボトルタイプの浄水器。BeFee
▼最近出てきたプラティパスの浄水器。
浄水速度 | 重さ | メンテナンス | 価格 | |
Topland | 2L/min | 120g | ◯ | 未定 |
ソーヤー | 約700ml/min | 140g | △ | 3,960円 |
カタダイン | 記載なし(早い) | 75g | ◯ | 7,600円 |
プラティパス | 3L/min | 101g | △ | 6,600円 |
価格でいくと、ソーヤーミニに軍配が上がります。ただ、使用後に注射器で洗浄しなければならないのが少し面倒です。
同様にプラティパスのクイックドローマイクロフィルターも、8Lの使用ごとにバックフラッシュという方法(綺麗な水をフィルターに通す)を行う必要があります。
その一方でプラティパスはデータ上、濾過速度が速いのが特徴です。
カタダインのBeFreeとToplandのFilter Bladderは、バックフラッシュ不要。
水道水でフィルターを軽く洗浄 or シャッフルするだけでメンテが完了。
メンテナンス性を重視するならこれらの商品がいいかも。
りょうた
ただし、口が大きく開けられないので乾燥速度は、Toplandの浄水器の方が使い勝手に優れます。
数人向けでの山行で使い勝手が良さそうです。(現在は2Lと3Lの2サイズ展開、今後は小さめサイズも出るらしいです)
濾過フィルターを外せば、普通にウォーターキャリーとして使える点がポイント高いですね。
- Topland:1000L
- ソーヤーミニ:38万L
- カタダイン BeFree:1000L
- プラティパス クイックドロー:1000L
りょうた
まとめ:Toplandの携帯浄水器Filter Bladderは既存の浄水器のいいところ取り
競合にまみれた浄水器市場において、既存品と比較しても決して見劣りしない。
むしろ優れている点を備えているのが台湾製の新しい携帯浄水器。
CNOCの「開口部2箇所の圧倒的な使いやすさ」とBeFreeの「メンテナンス性を合わせた」まさにいいとこ取りのような製品です。
りょうた
プラティパスやエバニューのウォーターキャリーを単体で使っている方で、浄水器がほしい方はそのまま乗り換えてもいい選択になると思います。(僕はToplandのFilter Bladderでウォータコンテナと浄水機能をまかなう予定です)
現状、他社製品でメンテナンスに煩雑さを感じている方もぜひチェックしてみては。
りょうた
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