この7月から登山学校でクライミングの勉強を始めました。
それに伴い、クライミングギアをひと通り(共同装備は除く)そろえることになったので、今回はそれを解説します。
- 登山学校のベテラン登山者に選び方を聞いた
- 実際に購入したギアを使ってみたレビューあり
今後クライミングを始める方にとっては、
- どんなギアを最初に揃えればいいのか
- 費用はいくらなのか
- 実際にギアを使ってみてどうなのか
このへんがわかる記事となっています。
りょうた
初めて購入したクライミングギア一覧【アルパインクライミングに必要なものとは?】
以下、最初に購入した装備です。
- クライミングシューズ
- ヘルメット
- ハーネス
- グローブ(手袋)
- ルベルソ5
- カラビナ(環付き×3、普通のカラビナ×2)
- スリング(長尺3本、短尺2本)
※共同装備となるロープは購入していません。
りょうた
クライミングシューズ:アディダス ファイブテン ASYM(アシム) きつすぎないものを選ぶこと
クライミングには欠かせない装備品、クライミングシューズ。
アルパインクライミングではきつすぎないものを選ぶことが大切です。
アルパインクライミングと屋内のクライミング(ボルタリング)は勝手が違う…!
理由は大きく2つあります。
- アルパインクライミングでは登る時間が長いこともある
- アルパインクライミングでは長時間シューズ履いていることもある
あまりギチギチのシューズだと足が痛いです。めちゃくちゃに痛い。
りょうた
ファイブテン公式サイトに「初心者には大きめがおすすめ」といった文言も。
初めてのクライミングシューズでしたら、ワンサイズ上をお選び下さい。
例えば実寸が25.5cmでしたらUS8(26.0cm)がおすすめサイズの目安となります(ソックス着用、痛みのないサイズの目安)。足幅やボリュームも考慮してサイズをお選び下さい。引用:アディダス/ファイブテン公式HP
個人的見解としては、
- つま先が少しだけ曲がるものを選ぶ
- とにかくたくさんのクライミングシューズを試し履きする
このようなイメージでいいかと思います。
りょうた
サイズが大きすぎても、つま先に力が入らないし、小さすぎても痛すぎるので、いい塩梅のシューズを選んでくださいね。
とはいえ、多少の痛みは我慢すべきなのかもしれません…
ヘルメット:ブラックダイヤモンド ベクター 軽さか丈夫さか
一般登山でも危険箇所では装着を義務付けているヘルメット。
クライミングでは主に上からの落下物を防ぐ目的でつけています。
意外と他のクライマーからの落とし物ってあるんです。本当に危険なのでヘルメットは必須装備。
りょうた
石井スポーツの店員さんにヘルメットの選び方を聞くと、
- 丈夫さ
- 重量
- 装着感
- 好み
で選ぶと良いよとのこと。
高額なヘルメットは軽さと丈夫さを兼ね備えています。
一方で比較的安価なものは、1回の強い衝撃に耐えられるものなんだそうです。
ぼくの場合は特にこだわらず、装着感でしっくりきたものを選びました。
あと安いものですね。いつもこの下に帽子をかぶってクライミングしています。
ハーネス:マムート Ophir Speedfit(オフィールスピードフィット) レッグループがしっかりしているもの
ハーネスはロープをつけるための装備。安全性の規格をクリアしたものが店頭で販売されています。
選ぶときは、レッグループがしっかりしているもの、ギアループが複数あるものを選ぶのがおすすめです。
りょうた
アルパインクライミングでも使えるっぽいのですが、レッグループが心もとない感じはする。
しかもギアループが2つしかない。
りょうた
グローブ(手袋):ワークマン 牛革手袋 着脱がしやすいもの
グローブは登るときではなく、ビレイするときや懸垂下降するときに必要です。
※ビレイ→クライマーのサポート役
※懸垂下降→崖上から自力で降りる方法
ロープがするする動いているときに素手で触るのは、摩擦で火傷するため大変危険。
りょうた
グローブは着脱する機会が多いため、着けたり、外したりしやすいものを選ぶといいですよ。
ぼくはとても安いワークマンの牛革手袋(700円くらい)を購入しましたが、少し不満点が…
少し分厚いので細かい作業がしにくいんです…!
利き手とは逆の手でカラビナを操作したり、環を緩めたりしないといけないため、生地が分厚いと操作しにくい。
りょうた
一方でクライミング専用のグローブもあり、以下の特徴があります。
- 薄手なのに丈夫
- ハーネスのギアループに引っ掛けられる
少々お高いですが、専用のグローブは使い勝手がよさそうです。
りょうた
確保器:ルベルソ5 細いロープに対応した最新のもの
クライミングの必携装備に確保器、というのがあります。
これはビレイヤーがクライマーを確保したり、自分を確保したりするのに必要な装備です。
りょうた
近年、ロープは軽量化のため年々細くなっています。
最新の確保器は細いロープに対応できるように、穴が細くなっているのが特徴です。
製品名でいうと、ぺツルのルベルソ5。
りょうた
カラビナ(環付き×3、普通のカラビナ×1)環付きカラビナは大きいものがおすすめ
カラビナは大きく2種類。(細かく分けるとたくさんあるみたい)
- 環がついているもの
- ついていないもの
があります。
なぜ環がついているのか。
環がついていないものは、力のかかり方によってはロープがカラビナから外れてしまうことがあるため。
もし登っているときにカラビナからロープが外れてしまったら、大事故です。
りょうた
ぼくが実際に使ってみて、感じたカラビナの選び方は2つ。
- 環付きカラビナは大きいものを選ぶ
- 色が揃っているほうがかっこいい
初心者には環付きカラビナは大きいものが絶対におすすめ。
りょうた
というのは、
- 利き手とは逆の手、しかも片手で環を外す局面がある
- ロープを結ぶときに小さいものだと扱いづらい
からです。
りょうた
なので、環付きカラビナは大きいものを選ぶといいでしょう。
あと後になって気づいたのですが、色が揃っている方が圧倒的にかっこいいです。
カラビナを使用しないときは、ハーネスのギアループにひっかけておくのですが、色味に統一感があった方がかっこいいです。
先輩は赤のカラビナで統一していました…!これがめちゃかっこいい…
りょうた
スリング(長尺3本、短尺2本):細いものと太いものがあるとよし
あると便利な丈夫な輪っか、スリングです。
ゲレンデ(岩場)に支点をつくるときにカラビナと一緒に使用したり、自分をセルフビレイ(自分の安全を確保)したり、チェストハーネスになったり…使い方はいろいろです。
長いもの、短いもの。太いもの、細いものがあります。
※長いスリングを長尺スリング、短いものを短尺スリングという。基本は60cmと120cmでOK。
長さに応じて使い分けるのがほとんどで、細くなればなるほど軽く、高価に。
りょうた
というのは、スリングがチェストハーネスの代わりになるとき、細すぎると体に食い込んで痛いからです。
接地面が広いほど力が分散しますよね。
なので、ある程度太めの長尺スリングを持っておくといいのです。
りょうた
クライミングギアを揃えるためにかかった費用は約5万円
クライミングギア | 金額 |
クライミングシューズ | 10,780円 |
ヘルメット | 9,240円 |
ハーネス | 8,380円 |
グローブ | 680円 |
ルベルソ5 | 4,000円 |
カラビナ(環付き×3、普通のカラビナ×2) | 5,400円 |
スリング(長尺3本、短尺2本) | 8,910円 |
合計 | 47,390円 |
りょうた
初めて購入したクライミングギアレビューまとめ
今回はぼくが初めて購入したクライミングギアをまとめて、少しレビューも入れてみました。
りょうた
実際ぼくもそうでした。
何買えばいいんだ!って悩みますけど、使ってみないと正解はわかりません。
この記事が少しでもクライミングギア選びの参考になればうれしいです。
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