保温力と通気性を兼ね備えた秋〜冬にかけて使える理想的なインサレーションウェアをお探しなら、これ!
この軽量でアクティブなインサレーションパーカーは、秋から冬にかけての登山体験を最高なものにしてくれます。
特にレイヤリングに難儀してしまう厳冬期の雪山登山では、快適すぎる登山を楽しめています。
このレビュー記事では、このジャケットを通年使用した経験を共有し、なぜ僕がこのジャケットをおすすめするのかについて紹介します。
このジャケットは、ポーラテックのアルファダイレクトインサレーションを使用し、表面は撥水加工で仕上げられています。
※ポーラテック社がつくるアルファという素材は元々米国の特殊部隊のためにつくられたもの。驚くほどに、活動中の通気性がよく、一貫した保温力を持っているのが特徴
ウェア自体は、ソフトシェルのイメージを持っていただくとわかりやすいです。
ブリーズバリヤーという素材を使っていて表面はさらさら。やや伸縮性があり、動きを妨げません。
裏地にはポーラテックのアルファダイレクトを使用。薄いんだけど、ふわふわ。袖口には親指を出せる穴、サムホールがついています。
チャックはダブルジッパー。開け閉めのバリエーションができて、体温の調節がしやすい。
ジッパー調節は使用頻度高めでかなり重宝しています。
ポケットは両側に2つと胸に1つあります。
頭部には伸縮性のあるフードがついていて、頭によくフィットしてくれます。
ブリーズバリアトイアルファダイレクトジャケットを使った体験は、すばらしいの一言に尽きる。
秋のハイキングから3泊4日の雪山テント泊にも持って行きましたが、どちらの環境でもこのジャケットはよく機能してくれました。
使用して感じたおすすめのポイントはココ。
- 通気性が最高
- 驚くほどにドライ
- フードのフィット感◎
- ポケットの位置がいい
このジャケットを使っていて一番気に入っているポイント、それが『通気の良さ』。
とくに、オーバーヒートせずに継続的に歩き続けられる点が気に入っています。
雪山登山ではとにかく時間がない。
荷物が重くてペースも上がらないし、日も短いので行動時間が少ないからです。
なので、極力レイヤリング調整の時間をできるだけ少なくして、歩き続けたいという考えがあります。
運動量が多いときに熱がこもるウェアだと、脱ぎ着する手間がかかる。
しかし、このジャケットは比較的低い温度帯であれば継続的に動き続けられます。
表面のブリーズバリアが空気だけを通気するので、ずっと快適に歩けます。
▼生地の機能がたった40秒でよくわかる動画
3泊4日の雪山登山では、このジャケットをほぼ1度も脱がずに山行を終えました。
行動中にはダブルジッパーを開け閉めすることでも物理的に通気できる点が最高ポイントなんですよね。
ポーラテックアルファは疎水性(水を含まない)なので、乾きが早いです。
よくみると、生地表面に凹凸がある。表面積を増やすことで乾きを早くしているはず。
汗をかいたとしても、ジトっとした湿った感じがないので、快適に歩き続けられます。
フードのフィット感がいいです。フードの絞りの調節機能はないのですが、ゴムが仕込まれていて自然な感じでフィットしてくれます。
口元までしっかり覆ってくれるところにも注目です。
雪山ではバラクラバの装備がマストですが、このフードをかぶっていれば、バラクラバなしでも行動できました。
フード+暖かい帽子で対応できたので、荷物が減らせるという意味でこれはなかなかよかったです。
もちろん使用環境にもよりますので、バラクラバを使用するしないの判断は各自でお願いします。かなり寒いときは、バラクラバあったほうが良い。
ポケットは全部で3つあるのですが、両側についたポケットの位置に着目してください。
両側のポケットは腰よりも上についているのがわかると思います。
つまり、登山ザックのウエストベルトに干渉しないんですよね。
地味にありがたいポイントで、ポケットからモノの出し入れがしやすく気に入っているポイントです。
良いところ
- 通気性と保温性を兼ね備えている
- 速乾性に優れる
- ポケット位置&フードのフィット感◎
気になるところ
- 収納時にややかさばる
- 価格は安いとは言えない
良いところは、比較的軽量で通気性が良く着心地が良いこと。生地は保温性も高いので、暖かく過ごせます。
さらに、収納に便利な2つのポケットと、厳しい天候から身を守るためのフードも備えています。
反面、このジャケットの値段は少々高いです。(定価で31,900円)しかし、品質と機能を考えれば、値段に見合うだけの価値はあります。
ポーラテックアルファが裏地についていることもあって、とても小さく収納することはできません。
その通気性の良さから、レイヤリングの調整で脱ぎ着することの少ないアイテムですが、この点には注意が必要です。
とは言っても、秋から雪山、春先までは使えるウェアなので長いシーズン使うことができるのでこの手のアクティブインサレーションウェアは1枚はあってもいいですね。
雪山登山での快適さ、着心地はかなり高く評価しています。普段のランニングでも使えます。
年末年始にかけて、3泊4日で南アルプスの弘法小屋尾根ルートを歩きました(間ノ岳に続くバリエーションルート)
その際のレイヤリングの一例です。マイナス10度ぐらい。
ドライレイヤー:ミレーのドライナミックスルー
ベースレイヤー:スマートウールのメリノ150
ミドルレイヤー①:ミレーのアルファライトスウェットジャケット
ミドルレイヤー②:ミレーのブリーズバリアトイアルファダイレクトジャケット
アウターレイヤー:モンベルのフレネイパーカ
ポイントは肌はドライに保つために、ミレーのドライナミックスルーをチョイスしている点と、ベースレイヤで薄手のウールシャツをチョイスしているところ。
ベースレイヤが厚めの生地だと暑いときに脱ぎ着ができず、”終わり”なので薄手で暖かいウールを好んで着ています。
アルファライトスウェットジャケットとの組み合わせはミレーが推奨するレイヤリングです。
詳しくは、ミレーのインシュレーションペアリングについてをご覧ください。具体的な使用環境がイメージできる特設ページになっています。
僕は身長170cmで、かなり細身の体型ですがSサイズでジャストフィットです。
サイズについてはミレー公式サイトに下記のようなレビューもみられましたので、ご参考までに。
ミレーの公式サイトの口コミもありますので、よければ購入前の参考にしてください。
価格:31,900円(税込)
カラー:ブラック、ホワイト、グリーン
生地:ブリーズバリヤー™ ストレッチ ナイロン100%、超耐久撥水 × ポーラテック®アルファ®ダイレクト 90 & 120 ポリエステル100% リサイクル
重量:354g
- 雪山で動き続けたい
- アクティブインサレーションを探している
雪山で暑くなりすぎず、快適に動き続けたい方にはぜひ一度試していただきたいウェアです。
通気性あり、保温力あり、速乾性あり、撥水性あり
雪山登山では絶対におすすめできる機能性を持ち合わせています。
非の打ち所があまり見当たらないんですよね。
このジャケットのジャンルは、アクティブインサレーション(行動中に着られる中間着)に分類されますので、
最近話題のジャケットを探していたんだよね。
という方はぜひ手にとってみてください。
ブリーズバリヤートイアルファダイレクトジャケットはよくできていて、通気性がよく、快適で、寒い環境でも動き続けられるにすばらしい機能を発揮します。
通年使ったのですが夏以外であれば、汎用的に使える印象を受けてます。(夏も使おうと思えば使えますが)
寒い時期にもウェア内の蒸れを感じることないアウトドアウェアお探しなら、ブリーズバリアトイアルファダイレクトジャケットはかなりおすすめできます!ぜひチェックを。