ヘリテイジのハイレヴォって使い勝手どうなの?
ハイレヴォの耐久性が気になっているのだけど…
りょうた
先に結論を言いますと、使い勝手はすこぶるいいテントです。
その一方で耐久性はハッキリ言って高くないので、取り扱いは要注意。
この記事ではヘリテイジのハイレヴォの『使い勝手の良さ』や『気になる耐久性』ついて徹底解説していきます。
この記事でわかること
- ヘリテイジのハイレヴォの購入背景
- 僕が考えるメリット・デメリットについて
- このテントの耐久性をどう考えるか
- ハイレヴォをおすすめできる方
りょうた
▼動画でも解説しています!
なぜヘリテイジのハイレヴォを購入したのか?
立山連峰を眺める最高の一等地。(@唐松山荘) pic.twitter.com/TTLNmwfDnL
— りょうた⛰ただの山好き。 (@ryotamatsu2) August 23, 2021
ヘリテイジのハイレヴォは僕にとって初の山岳テントです。
テント泊にチャレンジしようと思ったときに、絶対に軽いものがいいと思っていたのでこちらを購入しました。
初めてのテントでは一般的なダブルウォールテントだよね、と迷わずこちらを手にしたんです。
りょうた
ヘリテイジのハイレヴォのメリット・デメリット
まずデメリットから。
ハイレヴォのデメリット
- 耐久性は高くはない
- 設営方式がスリーブ式
りょうた
デメリット①:ハイレヴォの耐久性が高くはないテント
耐久性は高くはないです。これはヘリテイジ公式HPでも言及されています。
HI-REVOは軽量化を実現するために、補強材や補強縫製などを必要最小限としています。設営撤収などの際の取り扱いには十分にご注意ください。より高度な耐久性・耐風性をお求めの方はエスパーステントをご検討ください。
引用:ヘリテイジ
実際、僕のテントは3年目にして破けや綻びが出てきました。
破けてしまったのがテントのポールを差し込むところ。
りょうた
フロアは20デニールのポリエステルリップストップナイロン。
引き裂き耐性はありますが、繊維は細く、厚みは薄い方です。
軽量性を重視した設計となっています。グランドシートはあった方が安心かもしれません。(正規品は高いから100均のシート使ってます)
りょうた
デメリット②:設営方式がスリーブ式という点
ヘリテイジのハイレヴォの設営方式は、スリーブ式です。
山岳テントはご存知の通り、大きく2パターンの設営方法が主流になっています。
スリーブ式テント…インナーテントにポールを通して、後からテントを立ち上げる方法
吊り下げ式テント…ポールを先に組み、立ち上げてからインナーテントと接続する方法
好みではあるのですが、吊り下げ式の方が設営はしやすいと思います。
スリーブ式はインナーテントにポールを通す必要があり、設営がちょっとだけ面倒…。
りょうた
▼組み立て方法です
続いてはメリットのご紹介。
ハイレヴォのメリット
- 軽い&コンパクト
- 居住性◎
- 細かいギミックが秀逸
メリット①:軽い&コンパクト
これは言わずとも…って感じですが、軽くてコンパクトです。
結露の少ないダブルウォールで960gと1kg切ってくる軽さは魅力。
※ペグは含まない重さです
生地も薄い分、収納も非常に小さくまとまってくれます。
りょうた
▼他のギアと並べてみるとこんな感じです。
ベースウェイト約5.6kg!(カメラなし)
だいぶテント泊装備がまとまってきました。あと軽くできるとすればクックウェアとテントかなぁ。カメラ含めて5kgとかにまとめたいが、可能だろうか。みなさんどれくらいで登ってるのでしょう…🤔 pic.twitter.com/7CcYu6QK21
— りょうた⛰ただの山好き。 (@ryotamatsu2) August 31, 2021
メリット②:居住性◎
1人用のハイレヴォを使用していますが、テント内が狭いな…と感じたことはありません。
長辺が203cm、短辺が93cm。
さらに気に入っていることが3つ。
- 前室は必要十分
- ベンチレータが3つ
- 長辺に入り口、L字型開口
前室は約50cm程度?はあります。靴は十分におけるスペース。
テント場で寝るときには、調理器具、プラティパスに入れた予備の水、登山靴などは前室に置いてます。
よりテント内を広く使うために、ハンモックネットなど小物収納ギミックも別売りで取付けられます。
あと嬉しいのがベンチレータが3つあること。
入り口2箇所と背面パネルに1箇所ついてます。
結露を押さえることにもつながり、テント内を換気します。
りょうた
長辺入り口になっていて、出入り口はL字に開閉可能。
短辺を出入り口としたテントよりも出入りしやすいです。
りょうた
メリット③:細かいギミックが秀逸すぎる
少し細かいところなのですが、気に入っているギミック。
- L字開口の固定部分
- 出入り口のチャックの使い勝手
- ガイラインにはミニラインロック使用
L字の開口部分は開放固定できますが、これを可能にするのはヒモだけ。
これで縛っておくだけでOK。本当に余計なものがなくていいんです。
出入り口のチャックは上からでも下からでも開閉可能です。
どちらか一方しか開け閉めできないと、「チャックどっちだ?」ってなっちゃう。
どちらからも開けられるようになっていることで、ストレスがないのです。
りょうた
これまた細かいけれど、ガイラインはミニラインロックを使用しています。
ラインが1本でも2本でも柔軟に使えて、かつピーンとラインを張りたいときも調整が本当にラクです。
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ヘリテイジのハイレヴォの耐久性をどう考えるか
りょうた
僕の場合、破けてしまったら手直ししよう。
と考えていたので、ハイレヴォの欠点となり得る耐久性の低さはさほど気にしていません。
むしろ、リペアシートで補修しながら使える方がテントの味がでていいだろう、と思っています。
このテントを購入する際には、ある種の割り切りが必要になると考えています。
りょうた
ヘリテイジのハイレヴォは結露する?
りょうた
いつもテント内部のベンチレータは開放しています。3箇所のベンチレータにより、通気性は他のテントよりも優れているのではと感じます。
ただし、極度の雨風でテント本体とフライシートが触れてしまう場合。
このときはインナーの生地が薄いため、内側に水が侵入してくることがごく稀にあります。
ヘリテイジのハイレヴォ 雪山での使用は可能なのか
ハイレヴォは3シーズン用のテントです。
雪山でも使用できないことはないと思いますが、通気性がよく、生地が薄手なので寒いかもしれません。
残念ながらモンベルのステラリッジのようにフライシートを変えることによって、雪山でもイケるという拡張性はありません。
りょうた
ヘリテイジのハイレヴォ 価格の妥当性について
妥当だと思います。
りょうた
よく見かける山岳テントの価格を表にしてみました。
メーカー | テント | 価格 | 重さ |
ヘリテイジ | ハイレヴォ | 54,780円 | 960g |
モンベル | ステラリッジ1型 | 48,000円(フライシート込み) | 1340g |
ニーモ | タニ1P | 56,100円 | 1060g |
アライ | エアライズ1 | 42,900円 | 1360g |
ファイントラック | カミナドーム1 | 60,500円 | 1280g |
りょうた
ヘリテイジのハイレヴォはこんな方におすすめしたい
- あと500g装備を軽量化したい方
- 収納がコンパクトなテントを検討している方
- 装備を軽くして山の景色に集中したい方
- 耐久性に関しては割り切って使える方
取り扱いには多少の注意が必要ですが、それをのぞくと本当に使い勝手のいいテントです。
余計なものがないシンプル設計なところ、使ってて心地よさを感じずにはいられません。
りょうた
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