イスカのウェザーテックシュラフカバーってどうなの
どう使うべき?ゴアテックス素材との違いは?
こんな疑問にお答えします。
購入して3年経ったイスカのウェザーテックシュラフカバー。
イスカ独自の防水透湿素材ウェザーテックを使った3層構造のカバーです。
ここ最近の夏山登山での活躍は目覚ましく、レビューをせねばという思いに駆られ、筆をとりました。
この記事でわかること
- 【イスカ】ウェザーテックシュラフカバーの購入背景
- 実際に使用してみて感じるメリット・デメリット
- ウェザーテックとゴアテックスの比較
- おすすめできる方はどんな方?
りょうた
ただ、ちょっと気になるところも。使用感・使い方に関しては記事を参考にしてください。
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【イスカ】ウェザーテックシュラフカバー スーパーライトをなぜ購入したか?
りょうた
雪山では就寝時にダウンの寝袋が濡れて、ロフト(かさ)がなくなってしまうのは避けたいところ。
そのためダウンの寝袋を守ってくれる防水要員がほしい!と思い、購入したギアです。
しかし現在は、夏山登山の寝袋としての使用が大半。
大活躍中です。
夏山であれば工夫次第で眠ることは十分可能ですし、寝袋を持ち歩くよりもはるかに軽くてかさばらないのが魅力です。
結露が気になるツエルト泊の場合でも、安心して使える点も気に入ってます。
【イスカ】ウェザーテックシュラフカバー スーパーライトのメリット・デメリット
まずデメリット。
りょうた
強いてあげるなら、以下の2つの点でしょうか。
- 重さはもう少し軽くなればさらに良い
- チャックがもう少し下まであれば良い
りょうた
【デメリット①】重さについて
公式HPでは重量が410gと明記されています。
りょうた
300g台であればさらにうれしいという要望です。
重たいのには理由が2つあると思ってます。
- 大きめ、比較的ゆったりサイズ
- ウェザーテックの構造
シュラフの外側に被せるような使い方が一般的であることから、大きめ、ゆったりサイズとなっています。
そしてウェザーテックは3層構造です。2層構造のシュラフカバーよりも、1枚多く生地が貼り合わせてあります。
りょうた
【デメリット②】ファスナーの長さについて
もう少し長めであれば、より使いやすかったと感じます。
もちろん今のままでも問題なく使えます。
しかし出入りがより簡単になる(ガバッと開けて出入りしやすくなる)という意味で、ファスナーがもう少し下まであるとうれしいです。
【メリット①】軽い&コンパクト
一般的な寝袋を使うよりも、軽量かつコンパクトにまとまってくれます。
ザックの容量や背負える重量は限られています。
そんな中、軽いことで道具の選択肢を広げてくれるウェザーテックシュラフカバーの存在は大きいのです。
寝袋を収納袋に入れる手間を考えると、撤収がかなりラクなのも気に入ってます。
りょうた
【メリット②】防水透湿性能
必要十分だと感じています。
かなりの回数使っていますが、内側が結露している(濡れている)と感じたことはありません。
防水機能も十分で、今のところ不満はないです。
りょうた
【メリット③】コスパ◎
コスパがいいです。
ゴアテックスメンブレンを使用したワンランク上位の商品「ゴアテックスインフィニアムシュラフカバー」と比較して、1万円ほど安く購入できます。
安い、という理由だけでウェザーテックを購入したのですが、全然使えているので問題がないのです。
りょうた
イスカのウェザーテックとゴアテックス素材の違い、比較
イスカのシュラフカバーには「ゴアテックス素材」「ウェザーテック素材」の2種類が存在しています。
公式HPの商品ページの表記をみると、ウェザーテックとゴアテックスの違いがちょっとだけ見えるような…?
▼ゴアテックスインフィニアムシュラフカバー ウルトラライトの説明
登山を中心にご検討の方々には、高い透湿性能と防水性能を持ったゴアテックス素材のご購入をおすすめします。引用:イスカ
▼ウェザーテックシュラフカバー スーパーライトの説明
キャンプやバイクツーリングなどで、防水機能を中心に春から秋のご利用には、コストパフォーマンスに優れた、ウェザーテックシュラフカバーをおすすめします。引用:イスカ
りょうた
イスカのHPから「ゴアテックス」と「ウェザーテック」のスペック差、違いについて問い合わせました。
数値データ含め、丁寧に回答いただいております。
◎ゴアテックスインフィニアム
耐水圧:45000㎜ 透湿性:13500g/㎡◎ウェザーテック
耐水圧:20000㎜ 透湿性:16000g/㎡ご参考までに、一般的な山岳用テントのフライシートの耐水圧は
1500㎜程度ですので、ウェザーテックでも十分な耐水圧があると言えるかと思います。 また、数値上はゴアテックスインフィニアムの方が透湿性能が低く
でておりますが、
透湿の仕方がゴアテックス生地とウェザーテック生地では異なりますので、
一概に『ウェザーテックのほうが蒸れにくい』と結論付けることはできないようです。 参考:イスカのご担当者さま より
耐水圧に関しては、ゴアテックスがウェザーテックの倍以上。
透湿性に関しては、(数値的には)ウェザーテックの方がゴアテックスよりも優れている(かもしれない)
りょうた
「生地1㎡あたり何gの水分を外に出せたか」ということ。透湿性:16000g/㎡は1㎡あたり16000gの水分を外に出せるスペックだ、と言える。
このデータを見て僕が思ったこと。
- 概ねウェザーテックで十分なのでは?
吹きさらしの嵐の中、シュラフカバーを使うならまだしも…
基本テント内で使うもので、ゴアテックスの耐水圧45000㎜が必要なのか。
と聞かれれば、オーバースペックだと言えるでしょう。
両者の透湿性に関しては、イスカの担当者さんでも判断が難しいほどなので、比較のしようがありません。
▼ゴアテックスとウェザーテックシュラフカバーのスペック比較
耐水圧(mm) | 透湿性(g/㎡) | 重さ(g) | 価格(円) | |
ゴアテックス | 45,000 | 13,500 | 360 | 21,450 |
ウェザーテック | 20,000 | 16,000 | 410 | 12,100 |
りょうた
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【イスカ】ウェザーテックシュラフカバー スーパーライトの価格の妥当性について
りょうた
3層からなるシュラフカバーで、1万円台前半はそうそうないはず。
機能面では夏〜秋山(〜9月ごろ)までウェザーテック単体で寝られることを確認しています。(個人差はあり)
りょうた
まとめ:【イスカ】ウェザーテックシュラフカバー スーパーライトはこんな方におすすめしたい
- シュラフカバー単体で使用したい
- 防水だけでなく、透湿性も重要視したい
- ゴアテックスよりもコスパがいいものを探している
- 寝袋(シュラフ)の軽量化をはかりたい
- 寝袋の保温効果を高めたい
上記のような方には『本当に』おすすめできます。
今回、機能的なところまで調べてわかりましたが、よくできた良い商品だなと感じました。
シュラフカバー単体で使ったり、寝袋の保温効果をブーストしたりでぜひ使ってみてください。
りょうた
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