日本の代表的シュラフメーカーの1つ【NANGA(ナンガ)】。
創業当初は「横田縫製」の名で、布団などを製造していたメーカーです。のちにアウトドア製品を製造するようになり、1995年に現在の「ナンガ」という社名に。
ちなみにヒマラヤの「人喰い山:ナンガ・パルバット」からとったそうです。新しい分野に挑戦する、創業者の決意を感じますね。
ささや
ナンガ オーロラライト600DXの外観と特徴
まずはオーロラライト600DXの外観と特徴についてご紹介します!
ざっくり外観を紹介
実は、このシュラフを買った一番のポイントはこのタグと日の丸です。単純に「カッコいい」と思ってしまいました。そこから、このシュラフについていろいろ調べて購入に至った訳ですが、私が調べたことをご紹介していきますね。
付属の収納袋に入れるとこんな感じです。ナルゲンの1リットルサイズと比較してみました。
レギュラーサイズで最大長210cm×最大肩幅80cmとゆったりサイズとなっています。
狭苦しいこともなく快適に眠ることができます。サイズは他にロング・ショートあり。
ナンガの細部へのこだわり
オーロラライト600DXは、台形ボックスキルト構造を採用しています。
台形のボックス同士が支えあう構造によりダウンの片寄りを抑えます。さらに放熱量を抑え、効率的に保温することができるそうです。
加えて、足の部分が立体的に。羽毛が多めに封入され寒さから足元を守ってくれます。
ささや
寒いときは、頭部を温かくすることが大切ですよね。立体的なフードが役立ちます。
フード部分を裏返した写真です。写真のコードで首や肩周りのフィット感を内側から調節可能。
肩の辺りもショルダーウォーマーとドラフトチューブの2つがあることで、包まれる感があって安眠できます。
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「ナンガ × YKK 噛み込み軽減パーツ」のおかげで、ファスナーの開閉時に、いちいち噛み込みを心配する必要がなくてストレスフリーです。
しかも夜は蓄光機能でファスナーの場所が分かりやすい。こういう小さな(でも大切な)工夫が、山ではほんとにありがたい。
ナンガの品質へのこだわり
登山においてシュラフは、命を左右することもある大切なギアですよね。そんなシュラフに私が求めるのは「安心感」です。
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オーロラテックス®で防水コーティング
ささや
名前の由来になっている、防水性と蒸気透湿性を兼ね備えたナイロン生地オーロラテックス®のおかげで、テント内の結露や雨天での撤収も神経質にならず安心して行えます。
ただし、内側の生地は普通のナイロンですのでご注意を。
超高品質のダウンを使用
もう1つの大切な要素は、ダウン。
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つまり「国内で処理された最高品質」。山では毎回、身も心も安心して眠りについています。
ナンガのシュラフは永久保証つき
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これは、破れたり、生地が劣化したりしたものを無料で修理してくれるサービスです。
とてもありがたいサービスであり、ナンガの製品に対する自信のほどがひしひしと伝わります。
サステナビリティー
「高品質な製品を提供し、アフターフォローを充実させ長く使ってもらう」という姿勢をナンガから感じます。
また、限りある資源であるダウンを再利用する「グリーンダウンプロジェクト」では、メーカー問わず、使わなくなったダウン製品を回収、精製して新たな商品として生まれ変わらせる取組みも。
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ナンガオーロラライトシリーズ|品質は間違いなし!使用温度で選ぶべし
ささや
気温的には-3℃~25℃くらいでの使用です。さすがに夏のキャンプでは暑いので、シュラフの中には入らず布団のように広げて上から掛けましたが、どのシチュエーションでも快適でした。
品質的に不満はないので、オーロラライトシリーズの購入を検討中の人へのアドバイスとしては「品質に問題はないので、あとは使用する条件(使用温度)で選ぶのみ。」となります。
ささや
ナンガ オーロラライト600DXをおすすめできる人
おすすめできる人は以下の方々。
- アイテムを1つでも減らして軽量化したい人
- ゆったり寝たい人
- とにかく寒さを防ぎたい人
- 暗闇でのファスナー開閉に悩んでいる人
- 値段より品質の確かさを重視したい人
- 硬派な感じのカッコイイシュラフがほしい人
アイテムを1つでも減らして軽量化したい人
いかに不要な物を持たないかは、パッキングの永遠の課題ですよね。
その点、防水性の高いオーロラライトシリーズはシュラフカバー無しでOKなのがうれしいポイントです。
ささや
ゆったり寝たい人
もう1つの有力ブランド「イスカ」と比べても大きめなので、マミー型としてはゆったり寝ることができます。
とにかく寒さを防ぎたい人
頭・首元・ファスナー周りなどが寒いと寝付けなくなりますよね。
山での寝不足は、翌日の行動にも影響する大切なポイントです。オーロラライトは、フード・肩・足元にダウンが多くなっています。冷えることの多い部位が強化されているのは、うれしい配慮です。
ささや
暗闇でのファスナーの開閉に悩んでいる人
YKK製の蓄光素材を採用したファスナーは、暗い状態でも位置が簡単に分かり便利です。
ジップ開閉時にファスナーの滑りもよく、生地を噛みづらいのも高ポイント。
細かいところですが、山でのストレスを減らすには大事なポイントだと思います。
値段より品質の確かさを重視したい人
永久保証付き・MADE IN JAPAN・自社工場による生産で高品質。
私もそうなのですが、山では命を預けるといっても過言ではないシュラフには、何よりも安心感が大切と考える人におすすめです。
硬派な感じのカッコいいシュラフが欲しい人
なんだかんだいっても、このシュラフ、とにかく「カッコいい」ところがお気に入りです。
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ナンガ オーロラライト600DXをおすすめできない人
ささや
ここまで高品質だと、あとは細かいところの好みの問題になりますね。それでも無理矢理、おすすめできない人を考えてみました。
- 安を最重要視する人
- ドローコードがゴムの方が好きな人
- 足を広げて寝たい人
安を最重要視する人
オーロラライト600DXは、50,000円(税抜)という高級シュラフです。なかなかのお値段ですよね。ですから、お値段を最重要視する人にはおすすめできません。
ただ、ナンガのシュラフは質の高いダウンを使っていてとても暖かく、永久保証まであります。
ささや
シュラフは、時には命に関わるほど重要な道具です。「品質を考えるとオーロラライトが欲しい、でも少しでも安く買いたい」という場合は、公式HPのアウトレットを狙うという方法もあります。
ドローコードがゴムの方が好きな人
オーロラライトシリーズは、フード部分にコードロックの付いたドローコード(伸縮性のない紐)を使用し、温度・フィット感を調整できます。
この部分がゴムの方が好きな人って意外といます。ちょっとしたときに伸縮性があると便利なのだとか。
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足を広げて寝たい人
マミー型としては余裕のあるサイズ感のオーロラライトシリーズですが、さすがにモンベルの「スーパースパイラルストレッチ システム」のような伸縮性はありません。
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ナンガオーロラライトシリーズのお手入れ方法と収納方法について
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ナンガのシュラフは洗濯可能!お手入れ方法をご紹介
ささや
特に、縦走後は要注意です。食べこぼしや土などの汚れはもちろんですが、一番の汚れの原因は「自分自身」。
汗をかいてホコリにまみれ、時には泥だらけになり、雨に打たれた後にお風呂に入らず使うんですから汚れますよね。
下山後、クリーニングに出してもいいんですが、帰ってくるまでに時間がかかってしまいます。
特に夏山シーズンは短いので、
「毎週末でも山に行きたい、でもクリーニングからシュラフが帰ってこなくて行けない。」
「どうする山小屋泊か?いや、テントで寝たいんだ!」
なんてことにもなりかねません。
しかし、ナンガは公式ホームページで自宅での洗濯を推奨しています。だから安心して、私も数回洗濯しました。ポイントさえつかめば簡単なので、ぜひ試してみてください。
※ただし、ご自分のシュラフについてよく調べてから、使用する洗剤のチョイスなどは自己責任でお願いします。
- ダウンの必要な油分を奪わない洗剤を使う
- 余裕のある容量の洗濯機(できればドラム式)を使う
- しっかり乾かす
羽毛は自宅で洗える! “正しいダウンの洗い方”
ダウンを洗うと品質が下がってしまう。多くの方がそんな勘違いをしているかもしれません。むしろ、正しく洗うことで汗や油がとれ、フワフワのダウンがよみがえります。頻繁に洗う必要はありませんが、快適に使うためにも正しいダウンの洗い方をお伝えします。
NANGA公式より
- ダウンを洗濯ネットに入れる
- 洗濯機の毛布洗いコースを選択する
- 脱水モードではなく、手で絞って陰干し乾いたら両手で叩き、羽毛をよくほぐす
ナンガの公式動画もありますから、参考にしてくださいね。
ナンガの公式HPではドラム式洗濯機を推奨しています。
なぜかというと、生地に撥水加工がされており、縦型洗濯機だと水の上にプカプカと浮いてしまいしっかり洗えないからです。
ドラム式でも家庭用の場合、シュラフのボリュームによっては容量が一杯になって洗えないこともありますから注意してくださいね。
大きなドラム式洗濯機といえばコインランドリーですが、コインランドリーは洗剤が勝手に投入される物がほとんどですから、この点も注意です。
ささや
ナンガ オーロラライトシリーズ収納のコツを解説 ポイントは「空気を抜く」
皆さんご存じのように、保管時は袋に入れないで広げておくことが、シュラフにとっては1番良い状態です。
車で行くキャンプなら、出しっぱなしでもスペースに余裕があればOKですよね。私も車中泊で使うときは出しっぱなし。
しかし、山はそうはいきません。よく「端からぐいぐい詰め込むだけ」といわれますが、途中で絶対もう入らないという状況になることもよくありました。そこでいろいろ試した結果、この方法にたどり着きました。
空気を抜きやすくするために縦半分にたたみ、全体を細長くします。
さらに中央から2つ折りにする。
足で押さえつけながら全体の空気を抜き、丸めて素早く収納袋に入れる。
もたもたしていると、せっかく抜いた空気が戻ってしまうのでスピードが大切です。
ささや
ちなみに、「ぐいぐい押し込む方式」も引き続き練習中です。
やはり、無造作に押し込む方がダウンへの負担に偏りができずよいそうです。
「ぐいぐい押し込む方式」のポイントは、
- 足側から入れる
- キツくなったら収納袋を回しながら詰め込む
です。
私はこういう試行錯誤も楽しみのうちなのですが、こそには興味がないから簡単に収納したい、でもできないという人は、コンプレッションバッグを購入してサクッと収納するのもよいと思います。
ナンガ オーロラライト600DXレビューまとめ
山やキャンプで細かいことを気にしながら行動すると楽しさが半減するのは、私だけでしょうか?
だから、たとえ高価なシュラフでもガシガシ使いたいんです。その点ナンガのオーロラライト600DXなら、ぬれる心配をせず使うことができ、気軽に洗濯でき、何かあったときも永久保証があり心強いです。
山でもキャンプでも3シーズン安心して使うことができるオーロラライト600DX、おすすめです。
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