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【NANGA】オーロラライト600DXレビュー 品質にこだわる国産シュラフを徹底解説

日本の代表的シュラフメーカーの1つ【NANGA(ナンガ)】。

創業当初は「横田縫製」の名で、布団などを製造していたメーカーです。のちにアウトドア製品を製造するようになり、1995年に現在の「ナンガ」という社名に。

ちなみにヒマラヤの「人喰い山:ナンガ・パルバット」からとったそうです。新しい分野に挑戦する、創業者の決意を感じますね。

そんな熱い会社「ナンガ」のオーロラライト600DXのレビューを私、ささやがお届けします。

ささや

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ナンガ オーロラライト600DXの外観と特徴

 

まずはオーロラライト600DXの外観と特徴についてご紹介します!

ざっくり外観を紹介

ナンガのオーロラライト600DX ロゴのマーク

実は、このシュラフを買った一番のポイントはこのタグと日の丸です。単純に「カッコいい」と思ってしまいました。そこから、このシュラフについていろいろ調べて購入に至った訳ですが、私が調べたことをご紹介していきますね。

ナンガのオーロラライト600DXとナルゲンボトルのサイズを比較

付属の収納袋に入れるとこんな感じです。ナルゲンの1リットルサイズと比較してみました。

ナンガのオーロラライト600DXの全体写真

レギュラーサイズで最大長210cm×最大肩幅80cmとゆったりサイズとなっています。

狭苦しいこともなく快適に眠ることができます。サイズは他にロング・ショートあり。

ナンガの細部へのこだわり

ナンガのオーロラライト600DX ボックスキルト構造の写真

オーロラライト600DXは、台形ボックスキルト構造を採用しています。

台形のボックス同士が支えあう構造によりダウンの片寄りを抑えます。さらに放熱量を抑え、効率的に保温することができるそうです。

加えて、足の部分が立体的に。羽毛が多めに封入され寒さから足元を守ってくれます。

足元を少し細くすることで軽量化しているらしい…!

ささや

ナンガのオーロラライト600DX 頭部部分の写真

寒いときは、頭部を温かくすることが大切ですよね。立体的なフードが役立ちます。

ナンガのオーロラライト600DX 寝袋を裏側の写真

フード部分を裏返した写真です。写真のコードで首や肩周りのフィット感を内側から調節可能。

肩の辺りもショルダーウォーマーとドラフトチューブの2つがあることで、包まれる感があって安眠できます。

フードとドラフトウォーマーにある外側と内側の2ヶ所のドローコードで、体型に合わせてフィット感を調整できるのもうれしいところです。

ささや

ナンガのオーロラライト600DX ファスナー部分の写真

「ナンガ × YKK 噛み込み軽減パーツ」のおかげで、ファスナーの開閉時に、いちいち噛み込みを心配する必要がなくてストレスフリーです。

ナンガのオーロラライト600DX ファスナーの蓄光機能

しかも夜は蓄光機能でファスナーの場所が分かりやすい。こういう小さな(でも大切な)工夫が、山ではほんとにありがたい。

ナンガの品質へのこだわり

登山においてシュラフは、命を左右することもある大切なギアですよね。そんなシュラフに私が求めるのは「安心感」です。

一目惚れだったオーロラライト600DX購入を決定づけたのもナンガのシュラフに対する安心感でした。

ささや

オーロラテックス®で防水コーティング

ナンガのオーロラライト600DX 表面の生地の写真

オーロラライトの特徴といえば、これです!

ささや

名前の由来になっている、防水性と蒸気透湿性を兼ね備えたナイロン生地オーロラテックス®のおかげで、テント内の結露や雨天での撤収も神経質にならず安心して行えます。

ただし、内側の生地は普通のナイロンですのでご注意を。

超高品質のダウンを使用

もう1つの大切な要素は、ダウン。

ナンガのダウンはすべて国内で洗浄し、高温・オゾン処理の2工程で殺菌処理をして防菌防臭加工を施しているんです。

ささや

つまり「国内で処理された最高品質」。山では毎回、身も心も安心して眠りについています。

ナンガのシュラフは永久保証つき

ナンガのダウンシュラフには、業界初の永久保証がついているのをご存じでしょうか。

ささや

これは、破れたり、生地が劣化したりしたものを無料で修理してくれるサービスです。

とてもありがたいサービスであり、ナンガの製品に対する自信のほどがひしひしと伝わります。

サステナビリティー

「高品質な製品を提供し、アフターフォローを充実させ長く使ってもらう」という姿勢をナンガから感じます。

また、限りある資源であるダウンを再利用する「グリーンダウンプロジェクト」では、メーカー問わず、使わなくなったダウン製品を回収、精製して新たな商品として生まれ変わらせる取組みも。

大好きな自然をいつまでも楽しむには、こういう取組みをしている会社の製品を購入することも大切だなと感じます。

ささや

ナンガオーロラライトシリーズ|品質は間違いなし!使用温度で選ぶべし

私が600DXを使ったのは、河口湖畔の真冬の車中泊、3シーズンのキャンプ、夏の白山です。

ささや

気温的には-3℃~25℃くらいでの使用です。さすがに夏のキャンプでは暑いので、シュラフの中には入らず布団のように広げて上から掛けましたが、どのシチュエーションでも快適でした。

品質的に不満はないので、オーロラライトシリーズの購入を検討中の人へのアドバイスとしては「品質に問題はないので、あとは使用する条件(使用温度)で選ぶのみ。」となります。

ちなみに、ナンガは温度表記に関してEN(ヨーロピアン・ノーム)というEU諸国における統一規格を採用しています。女性は「Comfort」、男性は「Limit」を参考にしてください。

ささや

 

600DX

750DX

900DX

Comfort/Limit -4℃ / -11℃ -8℃ / -16℃ -10℃ / -19℃
フィルパワー スパニッシュダックダウン90-10%(760FP) スパニッシュダックダウン90-10% (760FP) スパニッシュダックダウン90-10% (760FP)
生地  表地:15dn オーロラテックス®

裏地:15dn リップストップナイロン

表地:15dn オーロラテックス®

裏地:15dn リップストップナイロン

表地:15dn オーロラテックス®

裏地:15dn リップストップナイロン

内部構造 ボックスキルト構造 ボックスキルト構造 ボックスキルト構造
ダウン量 600g 750g 900g
サイズ

(ショート)

最大長:203 X 最大肩幅80/cm(身長165cmまで) 最大長:203 X 最大肩幅80/cm(身長165cmまで) 最大長:203 X 最大肩幅80/cm(身長165cmまで)
サイズ

(レギュラー)

最大長:210 X 最大肩幅80/cm(身長178cmまで) 最大長:210 X 最大肩幅80/cm(身長178cmまで) 最大長:210 X 最大肩幅80/cm(身長178cmまで)
サイズ

(ロング)

最大長:228 X 最大肩幅85/cm(身長185cmまで) 最大長:228 X 最大肩幅85/cm(身長185cmまで) 最大長:228 X 最大肩幅85/cm(身長185cmまで)
収納サイズ φ17×31cm φ19×31cm φ21×41cm
総重量 1,100g 1,280g 1,400g
価格(税抜) ¥50,000

ロングは¥1,500加算

¥55,000

ロングは¥1,500加算

¥60,000

ロングは¥1,500加算

 

ナンガ オーロラライト600DXをおすすめできる人

おすすめできる人は以下の方々。

  1. アイテムを1つでも減らして軽量化したい人
  2. ゆったり寝たい人
  3. とにかく寒さを防ぎたい人
  4. 暗闇でのファスナー開閉に悩んでいる人
  5. 値段より品質の確かさを重視したい人
  6. 硬派な感じのカッコイイシュラフがほしい人

アイテムを1つでも減らして軽量化したい人

いかに不要な物を持たないかは、パッキングの永遠の課題ですよね。

その点、防水性の高いオーロラライトシリーズはシュラフカバー無しでOKなのがうれしいポイントです。

軽量化とは逆行しますが、シュラフカバーの重量分ダウン量を増やして、快適性をあげるのもありだなと考えているところ。

ささや

ゆったり寝たい人

もう1つの有力ブランド「イスカ」と比べても大きめなので、マミー型としてはゆったり寝ることができます。

とにかく寒さを防ぎたい人

頭・首元・ファスナー周りなどが寒いと寝付けなくなりますよね。

山での寝不足は、翌日の行動にも影響する大切なポイントです。オーロラライトは、フード・肩・足元にダウンが多くなっています。冷えることの多い部位が強化されているのは、うれしい配慮です。

私は、オーロラライト600DXとサーマレストZ-LITEで冷え知らずの快眠です。

ささや

暗闇でのファスナーの開閉に悩んでいる人

ナンガのオーロラライト600DX ファスナーの蓄光機能

YKK製の蓄光素材を採用したファスナーは、暗い状態でも位置が簡単に分かり便利です。

ジップ開閉時にファスナーの滑りもよく、生地を噛みづらいのも高ポイント。

細かいところですが、山でのストレスを減らすには大事なポイントだと思います。

値段より品質の確かさを重視したい人

永久保証付き・MADE IN JAPAN・自社工場による生産で高品質。

私もそうなのですが、山では命を預けるといっても過言ではないシュラフには、何よりも安心感が大切と考える人におすすめです。

硬派な感じのカッコいいシュラフが欲しい人

なんだかんだいっても、このシュラフ、とにかく「カッコいい」ところがお気に入りです。

ロゴマークと日の丸を目にするたび、満足感に満たされるのは私だけでしょうか(笑)

ささや

ナンガ オーロラライト600DXをおすすめできない人

正直言って、おすすめできない理由を探すのは難しいです。

ささや

ここまで高品質だと、あとは細かいところの好みの問題になりますね。それでも無理矢理、おすすめできない人を考えてみました。

  1. 安を最重要視する人
  2. ドローコードがゴムの方が好きな人
  3. 足を広げて寝たい人

安を最重要視する人

オーロラライト600DXは、50,000円(税抜)という高級シュラフです。なかなかのお値段ですよね。ですから、お値段を最重要視する人にはおすすめできません。

ただ、ナンガのシュラフは質の高いダウンを使っていてとても暖かく、永久保証まであります。

決して高い買い物ではないと私は思います!

ささや

シュラフは、時には命に関わるほど重要な道具です。「品質を考えるとオーロラライトが欲しい、でも少しでも安く買いたい」という場合は、公式HPのアウトレットを狙うという方法もあります。

ドローコードがゴムの方が好きな人

ナンガのオーロラライト600DX ドローコードの写真

オーロラライトシリーズは、フード部分にコードロックの付いたドローコード(伸縮性のない紐)を使用し、温度・フィット感を調整できます。

この部分がゴムの方が好きな人って意外といます。ちょっとしたときに伸縮性があると便利なのだとか。

私は気にならないのですが、ゴム派の人はご注意を。

ささや

足を広げて寝たい人

マミー型としては余裕のあるサイズ感のオーロラライトシリーズですが、さすがにモンベルの「スーパースパイラルストレッチ システム」のような伸縮性はありません。

シュラフの中でも自由を求める人にはおすすめできませんね。

ささや

ナンガオーロラライトシリーズのお手入れ方法と収納方法について

ナンガのシュラフのお手入れ、収納方法についてご紹介します!

ささや

ナンガのシュラフは洗濯可能!お手入れ方法をご紹介

シュラフって以外と汚れているのをご存じですか?

ささや

特に、縦走後は要注意です。食べこぼしや土などの汚れはもちろんですが、一番の汚れの原因は「自分自身」。

汗をかいてホコリにまみれ、時には泥だらけになり、雨に打たれた後にお風呂に入らず使うんですから汚れますよね。

下山後、クリーニングに出してもいいんですが、帰ってくるまでに時間がかかってしまいます。

特に夏山シーズンは短いので、

「毎週末でも山に行きたい、でもクリーニングからシュラフが帰ってこなくて行けない。」

「どうする山小屋泊か?いや、テントで寝たいんだ!」

なんてことにもなりかねません。

 

しかし、ナンガは公式ホームページで自宅での洗濯を推奨しています。だから安心して、私も数回洗濯しました。ポイントさえつかめば簡単なので、ぜひ試してみてください。

※ただし、ご自分のシュラフについてよく調べてから、使用する洗剤のチョイスなどは自己責任でお願いします。

シュラフを自宅で洗濯するときに気をつけるポイント
  • ダウンの必要な油分を奪わない洗剤を使う
  • 余裕のある容量の洗濯機(できればドラム式)を使う
  • しっかり乾かす

羽毛は自宅で洗える! “正しいダウンの洗い方”

ダウンを洗うと品質が下がってしまう。多くの方がそんな勘違いをしているかもしれません。むしろ、正しく洗うことで汗や油がとれ、フワフワのダウンがよみがえります。頻繁に洗う必要はありませんが、快適に使うためにも正しいダウンの洗い方をお伝えします。

NANGA公式より

  1. ダウンを洗濯ネットに入れる
  2. 洗濯機の毛布洗いコースを選択する
  3. 脱水モードではなく、手で絞って陰干し乾いたら両手で叩き、羽毛をよくほぐす

ナンガの公式動画もありますから、参考にしてくださいね。

 

ナンガの公式HPではドラム式洗濯機を推奨しています。

なぜかというと、生地に撥水加工がされており、縦型洗濯機だと水の上にプカプカと浮いてしまいしっかり洗えないからです。

ドラム式でも家庭用の場合、シュラフのボリュームによっては容量が一杯になって洗えないこともありますから注意してくださいね。

大きなドラム式洗濯機といえばコインランドリーですが、コインランドリーは洗剤が勝手に投入される物がほとんどですから、この点も注意です。

いくつかの注意点さえクリアできれば、自宅で洗濯しても大丈夫なのでぜひ試してください!

ささや

ナンガ オーロラライトシリーズ収納のコツを解説 ポイントは「空気を抜く」

皆さんご存じのように、保管時は袋に入れないで広げておくことが、シュラフにとっては1番良い状態です。

車で行くキャンプなら、出しっぱなしでもスペースに余裕があればOKですよね。私も車中泊で使うときは出しっぱなし。

しかし、山はそうはいきません。よく「端からぐいぐい詰め込むだけ」といわれますが、途中で絶対もう入らないという状況になることもよくありました。そこでいろいろ試した結果、この方法にたどり着きました。

ナンガのオーロラライト600DX 寝袋を縦に折った写真

空気を抜きやすくするために縦半分にたたみ、全体を細長くします。

ナンガのオーロラライト600DX 寝袋を折り曲げた写真

さらに中央から2つ折りにする。

ナンガのオーロラライト600DX 寝袋を折り曲げた写真

足で押さえつけながら全体の空気を抜き、丸めて素早く収納袋に入れる。

もたもたしていると、せっかく抜いた空気が戻ってしまうのでスピードが大切です。

そして、これはあくまで山やキャンプでの収納方法です。自宅に帰ったら、シュラフを広げて空気を含ませてくださいね。

ささや

ちなみに、「ぐいぐい押し込む方式」も引き続き練習中です。

やはり、無造作に押し込む方がダウンへの負担に偏りができずよいそうです。

「ぐいぐい押し込む方式」のポイントは、

  • 足側から入れる
  • キツくなったら収納袋を回しながら詰め込む

です。

私はこういう試行錯誤も楽しみのうちなのですが、こそには興味がないから簡単に収納したい、でもできないという人は、コンプレッションバッグを購入してサクッと収納するのもよいと思います。

ナンガ オーロラライト600DXレビューまとめ

山やキャンプで細かいことを気にしながら行動すると楽しさが半減するのは、私だけでしょうか?

だから、たとえ高価なシュラフでもガシガシ使いたいんです。その点ナンガのオーロラライト600DXなら、ぬれる心配をせず使うことができ、気軽に洗濯でき、何かあったときも永久保証があり心強いです。

山でもキャンプでも3シーズン安心して使うことができるオーロラライト600DX、おすすめです。

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